水仙
私共の事務所の隣も、自宅の庭も
水仙の花が咲き始めました。
事務所の横には大家さんの広い庭があり、たくさん植えてあります。
黄色い可愛らしい花でいっぱいになると
春が来たなと思うのです。
毎年、桜よりちょっとだけ早く咲くのですが
この3日間寒さが戻って雪が降ったりしたものですから
やや遅れているみたいです。
水仙はほのかな甘い香りで春の訪れを知らせてくれる花です。
その香りは天然香料として香水の原料にもなっています。
花にまつわる神話も面白いものがあるようで調べてみました。
■花言葉 『自己愛』『自惚れ』
■色別の花言葉 ・白:尊敬、神秘
・黄:もう一度愛して欲しい、私のもとへ帰って、愛に応えて
水仙は花が持つ清爽なイメージとは真逆な花言葉をもっています。
これは、『ナルキッソス』という美少年にまつわるギリシャ神話の
エピソードに由来するということのようです。
黄色の水仙の花言葉は別のギリシャ神話に由来するそうで、
デメテルの娘ペルセポネは冥界の王ハーデスに
一目惚れされて、黄泉の国に連れ去られてしまいます。
連れ去られるペルセポネの手からおちた水仙は、そのあと黄色い花を
咲かせ、黄水仙となったとされています。
ペルセポネの母親で豊穣の女神デメテルは怒り悲しんだことから
『私のもとへ帰って』という花言葉がつきました。
また、『愛に応えて』は、結局ペルセポネの愛を勝ち取ることが
できなかったハーデスの想いにちなんでつけられたとのようです。