ノートルダム寺院の火災
昨日朝、ノートルダム寺院の大火災のニュースが流れ
光塔が焼け落ちる瞬間が映しだされていてとてもショックでした。
この建物はゴシック建築を代表する建物であり、
フランス、パリのシテ島にあるローマカトリック教会の大聖堂
『パリのセーヌ河岸』という名称で、周辺の文化遺産と共に
1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ノートルダムとはフランス語で『我が貴婦人』
すなわち聖母マリアを指すとのことです。
ノートルダム寺院は1163年に工事を始め、1225年に完成し
ファサードを構成する双塔は1250年に至るまで工事が続けられ、
ヴォールトを支えるフライングバットレスは12世紀に現様式に
取り替えられ、最終的には1345年完成されているようです。
今回の火災の火元は屋根裏とみられているようで、
屋根と塔の部分は木造でしたのでその部分が良く燃えたのでしょう。
焼失を免れ多くの貴重な芸術品は、ルーブル美術館で
保管されるようです。
テレビ報道では、フランス大統領が5年で修復するとか言っています。
これだけの建物をどう復元するかによっては10年20年かかることになるかもしれません。
出来れば木造で元のようになれば最高ですが、
それには工期や技術、金額的にかなり難しく他の工法になるのではないでしょうか。
いずれにしても大変なことになりました。
これからこの建築物のことが多く報道されると思いますので
是非この機会にこの寺院のことに興味をもっていただければいいなと思います。