家づくり最大の恐怖③

家づくり最大の恐怖③

こんにちは。
住まいづくり研究所の長井建郎です。

さっそくですが、昨日の続きを。

人生で破綻しやすいタイミングが3回あります。

1つ目の破綻タイミングは、、、
『新居を構えた直後』です。

銀行や住宅会社の担当の話を
そのまま信用して、自分で深く検討することなく
住宅を購入してしまう方はこの可能性があります。

そもそも返済できない計画だったということです。

銀行の方や住宅会社の担当の方は
お客様の年収で住宅ローンの金額を判断します。

しかしながら、同じ年収でも支出が多い家庭と少ない家庭が
あるのはもちろんのことです。

だからこそ、ライフプランを考える必要があるのです。

そして、銀行や住宅会社任せにせず、しっかり慎重に
自分たちで検討することが大切ですね。

いまでも中古物件をみていると、恐らくローン破綻したんだろうな
という物件が売りに出ているのを見かけます。


2つ目の破綻タイミングは、、、
『子供の教育費を支払えず』です。

お金の苦労を子供には見せたくない。
そう考える方が多いようです。

私の両親もおそらく同じように考えていたのだと思います。

心配させたくないという事と
子供に対して弱みを見せてはいけない
という考えだったかもしれませんね。

無理して教育費を捻出してしまい、
結果的に家を手放す方もいます。

子供にお金の話をしっかりしていれば
このようなことは起こらなくなります。

しかもお金の教育を子供にすることになるので
社会に出る時にかなりプラスになることでしょう。

3つ目の破綻タイミングは、、、
『老後の生活費がなくなり破綻』

『老後破産』という言葉をよく聞くようになりました。
平均的な年収で普通の生活していた方だけではなく、
収入がかなり多い大手企業に勤めていた方でも
老後破産になる人もいるようです。

現時点でも老後破産予備軍がたくさんいます。

お金に困って、自分たちの子どもに工面を
してもらうようになってしまうかもしれません。

親がお金に困る

子供が助ける

子供世帯が困る

孫が助ける

孫世帯が困る

このような負の連鎖が続かないように
私たちの子育て世代が、しっかりと人生を計画し、
自分の子供たちになるべく負担をかけないようにするべきです。

そして、3日間に渡ってお話をした『家づくり最大の恐怖』でしたが、
やはりポイントとしてライフプランを考えることが第1です。

そしてライフプランにもメンテナンスが絶対に必要です。
住宅を建てる前に考えたからいいや、
ではなく必ず何かのタイミングでメンテナンスをしてください。

例えば、年に1度とか、転職したからとか、
何か人生の方向性が変わった時とか、子供が生まれたとき、
見直す必要があります。

大事なことはとにかく
『長期的に全体的に考える』

世の中のお金のことは絶対に覚える必要性はありません。
しかし、自分たちのお金については絶対に学びスキルを身につける必要がある。
そして子供たちに伝えていかなければならない。私はそう確信しています。

長くなってしまいましたが、皆様の不安が取り除かれれば
家づくりはもっともっと楽しくなります。幸せな住まいづくりを楽しんでください。


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