住宅の価格と工期

「さあ、お家を建てよう！」と決めたら

新居が完成する時期に合わせた引っ越しを考える必要があります。

お子様がいらっしゃるご家庭では
入学や進級に合わせて4月から新居での生活を始めたい！など

希望の入居時期がある場合も多いでしょう。

建売住宅であれば、完成済みの物件ならすぐに入居が可能です。

しかし注文住宅の場合、希望の時期に入居するためには、

工期から逆算して、間に合うように検討する必要があります。

希望の時期に入居するために知っておきたい、
注文住宅の工期の目安についてお伝えします。

■住宅の工期と価格
工期とは、建物の着工から完成までにかかる期間のことです。

一般的に、注文住宅を建てる場合の工期は、

2～6か月程度であることが多いです。

2～6か月というと幅が広くて、計画できませんよね。

そこで知っておきたいことが、

「基本的に価格が高い住宅ほど、工期が長い」

＝「工期が長い住宅ほど価格が高い」という考え方です。

住宅の価格は、使用する建材や設備の価格によっても

当然変わってきますが、工期が長くなるほど人件費が多くかかるため、

価格が上がる、というのが一般的です。

■依頼する業者によっても変わる工期
価格帯によって工期が変わってくるということは、

注文住宅を依頼する業者によって工期の目安も異なると言えます。

・ハウスメーカー：2～4か月
ハウスメーカーに依頼する場合の工期は、2～4か月ほどが一般的です。

ハウスメーカーによって建材や工法に違いがありますので

工期にも違いが出てきます。

ただし、ハウスメーカーは余裕を持たせた工期を設定している場合が多く、

家づくり計画当初の期日に住める場合が多いです。

大手ハウスメーカーで、比較的坪単価が高めの会社の場合は

3～4か月の工期が目安です。

一方、低価格を売りにしているハウスメーカーの場合は、

人件費も抑えることで低価格を実現しているケースが多く、

工期も2～3か月とやや短めな場合が多いです

・地場工務店：4～5か月
地域密着型の小規模工務店に依頼する場合、工期はハウスメーカーより
やや長く、4～5か月となる場合が多いです。

ハウスメーカーのように工場で部材を大量生産しているわけではなく、

現場で必要になる作業が多くなるためです。

しかし、ハウスメーカーのように大々的に広告宣伝行ったり、

モデルハウスを持っていなかったりするため、工期が長めな割に価格は

抑えられるケースも多いです。

これらの工期を参考に、お引越しの時期などを計画すると良いでしょう。